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気が小さいゆえ・・・
オジサンはこう見えて気が小さい。
だから歯医者が大嫌いである。
きらいなんじゃない。
大嫌いなわけだ。
だから歯が痛くても、なかなか歯医者に行かない。それが災いして、治療していない歯がない。
ほとんどの歯が虫歯にやられている。
オジサンくらいの年齢になってみると歯が丈夫な人とそうでない人の差がすごくでている。もう部分入れ歯を入れている人もいるし、かなりの歯がなくなってしまっている人がいる。
しかし、かたや、まだ一度も虫歯になったことがないという人もいる。
なんともうらやましい話だ。歯医者嫌いのオジサンにとっては、なんともね。
オジサンも歯が一本無いが、一応部分入れ歯にしている。
まるで、こう書いてしまうと、おじいさんのような話になってしまうので、気が滅入ってきてしまうね。入れ歯にした時は、もうおじいさんの仲間入りかという感じがして、気が滅入ったものだが、今では少しなれた。
オジサンがよくいっている歯医者さんは、とても親切な先生で、なんとオジサンと同い年だ。
だから、始めていった時も、その待合室の変貌ぶりにも驚いたが、あまりに気さくでフレンドリーな感じで、まるで以前からの知り合いのように接してくれて、今では、今度飲みに行きましょうなんて話が出ているくらいである。
歯医者の先生が、同い年なんて時が来るなんて、誰が想像できただろう。
こんな年齢になるなんて、若い頃は想像もしたことはなかった。
その先生は見るからに歯医者さんと言うくらい歯並びがきれいで、相手が男性なのにほれぼれしてしまうくらいだ。
まさに歯が命という感じ。
その先生から教わったのは、毎日の歯磨きのタイミングだった。職場にいると、ついつい仕事の都合では磨きがおろそかになってしまうので、一服するついでには磨きをしましょうと言うことだった。
つまり食後でなくても良いというわけだ。食べたら磨くではなく、手が空いたら磨くと言うことなんだ。
本来ならちゃんと磨かないといけないのだが、ちゃんと磨けないなら回数で補おうというわけなんだ。
それを聞いて、食べた後先にかかわらず、歯を磨くことを始めたら、なんと虫歯になる回数も減ったし、会社での女子のウケも違って来た。
なんと、オジサンの人気が少し上がっちゃったというわけだ。
歯磨きをしているだけで、女性には清潔な印象が生まれるらしい。以来オジサンの歯磨きは続いているというわけで、そのおかけで虫歯になる回数が少なくなった。
それを先生に言うと、うれしそうに目を細めて笑ってくれた。
オジサンがウォーキングを始めた時も、そう話したあとに、先生もウォーキングを始めたようだし、お互い良いところはマネをするようにしている。
この前歯科検診に行ったときには、先生がウォーキングしている時にとった夕日の写真を見せてくれた。場所を教えてくれたので、オジサンも、散歩の途中でそこに行ってみようと思っている。
なんとも気さくで、よい先生に巡り会ったと喜んでいる。
近々呑み会を実現させたいものだ。
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